麻生区医師会・麻生区薬剤師会との連携
麻生区医師会・麻生区薬剤師会との連携
麻生区医師会・薬剤師会との連携
麻生区医師会との連携の講習会の様子
麻生区医師会との連携の講習会の様子
2025.3.15 令和6年度麻生区医歯薬連携懇話会
令和7年3月15日土曜日18時より新百合ヶ丘ホテルモリノに於いて、麻生区医歯薬連携懇話会が歯科医師会主幹で開催された。
講師はブレイングループ理事長で医師の長谷川嘉哉先生をお迎えし、「脳の老化を止めたければ歯を守りなさい」と題し、歯と認知症との関わり合いについて講演された。司会は岸高生君で、来賓として松山知明川崎市歯科医師会会長、山口一美高津区歯科医師会会長が紹介された。まず初めに阿久澤信人麻生区歯科医師会会長による開会のあいさつがあり、浜地君の座長で講演会が始まった。
認知症には様々なタイプがあり、最も多いアルツハイマー型認知症、血管性認知症、レビー小体型認知症がある。認知症は症状の進行によりすぐ怒る早期認知症、何度も同じ話をする中核症状、家族が困り施設も断る周辺症状がある。それらの症状は、治療薬のみでは改善しない。認知症にならないためには、生活習慣の予防、運動、タンパク質を意識した食事、扁桃核を刺激する生活が必要である。認知症になると記憶を司る海馬より、感情を支配する扁桃核が先に委縮する。
長谷川先生の専門は脳神経内科で、認知症の患者の管理について歯、口腔の重要性に気づき、敷地内に歯科クリニックを併設し、認知症外来受診前に歯科を受診してもらい口腔ケアを行っている。歯科クリニックを併設して気づいたことは、認知症患者のほとんどが歯科を受診していないこと、ブラッシングをしていないこと、患者の1/4が総義歯で就寝時に義歯を外していないことであった。定期的に歯科を受診することにより、中核レベルでは、口臭の軽減、物忘れの改善。周辺レベルでは、介護抵抗の改善、寝たきりレベルでは、経口摂取量の増加、誤嚥性肺炎の予防、歯肉炎の改善が認められた。人は一噛みで3,5mlの血流が脳へ送られる。脳への血流が増加することにより、認知症の症状が改善する。そのために、歯周病を改善し残存歯を多くする必要がある。
歯周病が存在すると歯周病菌が毒素を産生し、それによりアミロイドβが増加しそれが脳内に蓄積され認知症が進行することが知られている。この事からも認知症の予防、進行抑制に口腔ケアは極めて重要である事が示唆された講演であった。勿論、全てが口腔ケアで改善する訳では無いとも付け加えられた。
今回の講演で、認知症の予防、治療において歯科の重要性、三師会の協力の必要性が改めて認識できる講演会であった。
講演会終了後親睦会が開催され、講師や参加者のお互いの親睦が深められた。
2018.9.26 第2回麻生区医歯薬連携懇話会
2018年9月26日(金)午後7時30分から、新百合ヶ丘ホテルモリノに於いて第2回麻生区医歯薬連携懇話会が開催されました。
この懇話会は、2014年10月に第1回麻生区医科歯科連携懇話会として発足しました。その後、薬剤師会にも参加して頂き、麻生区医歯薬連携懇話会に発展して、昨年第1回の医歯薬連携懇話会が開催されました。
本年度は、薬剤師会が主幹になり、講師に国立精神神経医療研究センター病院薬物依存治療センター長の松本俊彦先生が「薬物依存の現状と処方に注意を要する医薬品」と言う演題で講演されました。
講演内容は、まず薬物が原因で精神科医療施設に入院する患者さんで一番多いのは覚せい剤、次いで睡眠薬、抗不安薬などとの事です。また、医師からの処方薬乱用者は、自傷、自殺者が多い傾向にあるそうです。そして、風邪薬、鎮痛薬などの市販薬の大量服用や、カフェインと不眠薬、抗うつ剤との併用で死亡例が多く見られるとのことでした。
薬物依存症専門の精神科医の観点からわかりやすい講演内容でした。
松本先生は、非常に著名な先生で、薬剤師会の紫藤先生によりますと、3月に講演会のご依頼をお願いした時に予定が入っていないのが本日だけとのことでした。
先生のご講演は、活舌で明快なので、あっと言う間に1時間の講演時間が終了してしまいました。
会場は、多数の聴衆者であふれていました。
講演会後の懇話会では、文字通り医師、歯科医師、薬剤師が絆を結ぶ有意義な会となりました。
講師の松本先生は、「日本全国講演に出向いていますが、医歯薬連携の講演は初めてです。」と麻生区の医歯薬の連携を絶賛されていました。
2016.10.22 第3回麻生区医科歯科連携懇話会
「口腔感染制御を通して国民の全身を守る歯科医療 ~糖尿病から震災後肺炎まで~」
にしだわたる糖尿病内科 院長 西田 亙
2014.11.21 第一回麻生区医科歯科連携懇話会
2015.2.6



